済生会熊本病院が、「Citrix XenApp」による仮想サーバで400台以上の端末がアクセスするセキュアな病院システムを実現

2009年08月03日(月) 10:28:55

インターネット経由で、外部の関連施設からも安全に利用可能 / 医療機関連携や医師不足解消への貢献にも期待

ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院(以下 済生会熊本病院)が、医療現場の効率化と患者への分かりやすい医療情報の提供を目的として、医師や看護師、職員が効率的かつ安全に利用できるIT環境を実現するために「Citrix XenApp」を採用し、本格稼動開始したことを発表します。

「Citrix XenApp」の仮想サーバでは、検診システム、電子カルテ、透析システム、薬剤部門システム、給食システムなどの業務系システムや、ERPシステム、オフィススイート、看護師用の勤務表などの事務系システムまで、病院業務に必要なほとんどのアプリケーションが利用可能で、「Sun Rayウルトラ・シンクライアント(以下 Sun Ray)」など400台以上の端末がアクセスしており、業務の効率化とセキュリティを確保しています。
システムの構築・サポートは、ネットワールドと、同社のITパートナーであり熊本市を中心にシステム構築を手がけるベンチャー企業の株式会社ブレス(本社:熊本市、代表取締役社長 榊 政彦)が担当しました。


◆ 導入の背景
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済生会熊本病院は、「患者さんに分かりやすい医療情報の提供」を目的に医療を標準化し、入院から退院までに行なわれる検査や治療といった情報をスケジュール化する「クリニカルパス」と呼ばれる活動を1996年より推進しています。 それを具現化するためのITシステムの整備を医療情報システム室が担っており、その一環として、2007年にICカードで利用者を認証可能なSun Rayによるサーバベースコンピューティング環境を構築し、業務を効率化しながらセキュリティを強化しました。
しかし、医療用のアプリケーションは特殊な環境で開発されたものも多く、Sun Ray ServerでWindowsアプリケーションを使用するための「Windows Terminal Server(WTS)」上でうまく動作しないものがあるという課題を抱えていました。また、Sun Ray端末の設置場所や利用者ごとに、使用できるアプリケーションやプリンタ、アクセス権限などを設定しなければならず、運用管理が煩雑でした。


◆ 導入システム概要と成果
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「Citrix XenApp」で構築した新しいシステムは、15台の公開アプリケーション用サーバと5台の公開デスクトップ用サーバが、RDP(Remote Desktop Protocol)によりSun Ray Serverに接続され、約400台のSun Ray端末からアプリケーションにアクセスできます。また、Wyse製のシンクライアント端末10台も導入され、「Citrix ICAクライアント」で直接公開デスクトップ用サーバに接続されています。
また、関連施設である済生会みすみ病院に設置された40台のSun Ray端末と3台のWyse端末からも、インターネットを経由して「Citrix XenApp」上の事務系アプリケーションを安全に利用できます。

新しいシステムの主な導入成果は以下のとおりです。

(1) OSに依存しない配信を実現
「Citrix XenApp」でサーバ仮想化を実現したことで、OSのバージョンや相性を気にすることなく、アプリケーションを配信することが可能になりました。また、病院内では古いPCも数多く利用されており、Office 2003しか使えなかったPCでも最新のOffice 2007を利用可能になりました。

(2) クライアント端末を一元管理しセキュリティを確保
公開デスクトップにより、配信する画面をサーバ側でコントロールできるので、クライアント管理の煩雑さも解消されています。ユーザごとに利用できるアプリケーションを制限しセキュリティを確保しています。

(3) 大量アクセスにも耐える優れたパフォーマンスと拡張
400台以上のクライアント端末からのアクセスでもストレスのないパフォーマンスを実現しており、今後、クライアント端末数が増えてもパフォーマンスを維持できる拡張性に優れています。

(4) 24時間止められないシステムのメンテナンスを効率化
病院のシステムは24時間止めることができないので、従来は影響の少ない夜間にメンテナンスをしていましたが、新しいシステムでは、業務中でもメンテナンスができ業務効率が大幅に向上しました。


済生会熊本病院は、今後、アプリケーションの稼働状況などのログを収集していく計画で、これにより、効果的なIT投資戦略に役立てていきます。
また、医療機関の連携は、従来はパフォーマンスやセキュリティの問題などで専用線でしか実現できなかったのに対して、今回、インターネットと「Citrix XenApp」により低コストで実現可能なことが実証されたことで、今後、外部の専門医にデータを見てもらったり、産休中のドクターに自宅で画像の診断をしてもらったりという取り組みを推進していく計画です。さらに、こうした取り組みが、医師不足の問題の解決につながる可能性があると考えています。

※導入されたシステム構成図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2009/0803.htm

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社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院について
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http://www.sk-kumamoto.jp/
所在地:熊本県熊本市
開 設:1935年9月16日
院 長:副島 秀久
許可病床数:400床(うち169床個室)
「やさしさとぬくもりのある質の高い医療を患者さんへ」という理念に基づき、専門の救急医療チームによる24時間の対応や臓器別専門診療体制による最新、最良の高度医療、患者主体の連携医療による地域医療の支援などに取り組んでいる。

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株式会社ブレス について
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http://www.bress.co.jp/
本 社:熊本県熊本市
設 立:1995年9月
事業内容:
ネットワーク構築(ネットワークシステムの設計・施工・設置・調整・保守)、マネージメント・サービス(技術サポートのアウトソージング、マネージド・ホスティング、ネットワーク監視、サーバ監視)

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■株式会社ネットワールドについて
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http://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション・ディストリビュータとして、クラウド・コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバ、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。

【関連URL(パソコン用)】
 http://www.networld.co.jp/

【お問合せ先】
□会社名
 株式会社ネットワールド
□住所
 〒1010051
 東京都千代田区神田神保町2-4
□電話番号
 TEL:03-5210-5187
□FAX番号
 FAX:03-5210-3912
□担当者名
 蔦谷