「オランウータン」が人間活動により棲家を奪われて絶滅の危機。森を追われたオランウータンが住める森を残すための市民トラスト運動を始めました。
地球上でマレーシアとインドネシアにしか生息しないオランウータンが絶滅の危機にあります。
この危機は、わたしたち日本人を中心に1960年後半から森林の伐採をはじめたことから始まりました。
その後も伐採が続き、そのあとをパームオイル農園に開発されたり、農地に転用されたりして、どんどん天然の熱帯雨林が失われて、オランウータンは棲家を追われ続けてきました。
今では100年前の8%しか生きていません。
森を追われたり、親とはぐれたオランウータンの自然復帰のためのリハビリ訓練施設がインドネシアにあります。
そのうちの東カリマンタン州バリックパパン市にある施設への支援を1996年から続けてきましたが、訓練を終えたオランウータンを森にリリースすることが、この7年間は出来ませんでした。
いつリリースした森が人間活動により破壊されるかわからないからでした。
昨年11月にインドネシア政府が天然の森を保護する権利の発給を、オランウータンの保護活動をする「ボルネオオランウータンサバイバルファンデーション」財団の傘下の会社に実施しました。
インドネシアのボルネオの奥地に僅かに残された天然の森林で、面積は86,450ヘクタール≪2億6千2百万坪≫です。
この権利の執行のためにインドネシア政府に使用料を支払う必要があります。その費用を市民トラストで集めて、オランウータンの住める熱帯雨林を100年先まで残したいというプロジェクトをはじめました。
1坪当たり100年先まで確保するための費用は、わずか1円です。
伐採して修復するには莫大な費用が必要です。
人間が手を入れないで守るほうが遥かに有効で経済的なのです。
生物種がどんどん失われて、生物多様性の問題が国際的な議論になっています。
特に熱帯雨林は生物多様性の宝庫であり、地球の酸素の50%を供給してくれる「地球の肺」的な存在です。
オランウータンだけの問題ではなく、インドネシアだけの問題ではありません。
政府による税金の支出に頼らないで、市民が自らの手で、自分たちの生存環境をまもる活動にぜひ、参加して地球に役立つ「日本人」をともに世界に発信しましょう!
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